中山間地域農業の6次産業化再生と国土保全への田んぼのAI防災価値化創造研究開発プラットフォーム(農水省登録: ス-36)
日本の稲作文化の継承と発展のために
食料・農業・農村基本計画の閣議決定(R2.3.31)に基づき、国民生活の安全確保とグローバル・フードバリューチェーンの促進に寄与するため、水稲に焦点を絞り、地球温暖化異常気象への防災減災・国土保全機能を有し、中山間地域の農業再生に繋げられる革新的AIスマート農業の手法の構築を目指すプラットフォームを設立しました。戦略として、水稲ほ場を革新的な田んぼダムシステムとして設計し実現、そのほ場には6次産業化をキーとして、水に強いインディカ米や品種改良したコシヒカリなどを栽培します。水稲に関わる現在までのスマート農業技術の報告例と課題を分析し、従来に無い新たなスマート農業化技術と減災防災・国土保全になる革新的水稲ほ場技術を連携させたAIスマート水稲ほ場モデルを目指します。提案の具体的な戦略は、農業従事者高齢化に伴う全国の耕作田の抱える問題の解消、従来の稲作法の変革による効率化、輸出拡大、国土保全、さらに大水害や災害に対応する安全安心な防災減災システムが実現出来る内容です。将来的には全国の水稲ほ場に社会実装できるスマート水稲ほ場のモデルになることを目指し、日本の稲作文化の継承と発展に大きく寄与できる成果を目指します。今回結成のプラットフォーム各メンバーのプロフェッショナルな科学技術のノウハウ、オンリーワン技術を結集し、相互連携や議論、世界に誇れる日本の水稲文化の見える化による次世代に確実につなぐためのAIデータサイエンス技術、放送波・通信・エネルギー変換・機械制御技術、さらにセキュリティ・防災技術を全て「統合」させて初めて実現できる革新的スマート農業の実現を目指すことから、「中山間地域を含む農業再生」と「トータルスマート化」を探究します。産学官連携の分野を超えた英知協働、安全・安心な社会を持続的に構築できる人材育成と革新的ものづくりから、Society5.0が目指す豊かな社会やSDGsの持続可能性社会の実現にも貢献していきますので、何卒ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
本プラットフォーム実証用の田んぼ(福井市)